Ⅳ・脳汁全開
将棋棋士(奨励会)
満26歳までに四段。年齢のタイマーが、入会した瞬間から動き出す世界。
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- 応募・受験資格
- 日本将棋連盟の正会員(棋士)を師匠として推薦を得たうえで、奨励会入会試験に合格する必要がある。学歴の制限はない。
- 年齢の目安
- 入会は試験の年の8月31日時点で原則満19歳以下。早く始めるほど有利。
- 学費
- 対局や研究にかかる費用のほか、関東・関西の奨励会場へ通うための交通費などがかかる。プロになるまでは対局料などの収入はほぼない。
- 募集・出願の時期
- 奨励会入会試験は例年夏ごろに実施。三段リーグは年2回(前期・後期)。
- 収入の目安
- 四段(プロ)になれば対局料や賞金が発生するが、奨励会員のうちプロになれるのはごくわずか。プロになってからも成績しだいで収入の差はとても大きい。
- なる難しさ
- ★★★★★
※ 数値は記事末尾の「出典」で公式情報を確認のうえ記載しています(2026年時点)。募集要項は毎年変わるため、応募前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人に向いている
- 1つの盤上の世界を、何年も飽きずに突き詰められる人
- 負けた一局を、感情でなく「研究」として復習できる人
- 早く始めて、長く厳しい勝負の道を覚悟して歩める人
なぜ「年齢」がここまで重要なのか
奨励会の入会は、試験の年の8月31日時点で原則満19歳以下。さらに、入会後は「満21歳までに初段」「満26歳までに四段(=プロ)」という年齢制限があり、間に合わなければ退会となる。つまり、始める年齢が遅いほど、タイマーの残り時間が短い。だから将棋の世界では、小学生のうちから本気で取り組む人が多いのだ。
将棋ソフトはすでに人間より強い。それでも、限られた持ち時間の中で人間が見せる読み合いと逆転のドラマには、いまも多くのファンが熱狂する。AIに「教わって」強くなる時代だからこそ、勝負の主役である人間棋士の価値は残り続ける。
なり方・スケジュール
- アマチュアの大会などで実力をつけ、棋士(師匠)の推薦を得る。
- 奨励会入会試験に合格して6級などから出発し、対局で勝ち越して昇級・昇段していく。
- 三段リーグ(年2回)で原則1位・2位に入って四段に昇段し、プロ棋士となる。
入会できても、プロになれるのはごくわずか。年齢制限という「期限」がはっきりある以上、ダメだったときの進路を早くから一緒に考えておくことが、本当の意味で強い挑戦につながる。通信制高校などを使って勉強と将棋を両立する選択肢も知っておきたい。
キレイごと抜きの「現実」
ここからが大事。大人がパンフレットに書かない、厳しさ・デメリット・落とし穴を正直に並べます。読んだ上で「それでもやる」と思えたら、本物だ。
- 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグの終了までに四段になれないと退会。最後の三段リーグで勝ち越せば延長できるが、満29歳でのリーグ終了が最終期限とされる。入会した時点から年齢のタイマーが動き続ける。
- 三段から四段(プロ)への昇段は、年2回の三段リーグで原則1位・2位に入ることが必要。1回のリーグで四段になれるのは原則2人だけで、プロになれるのは実質ごくわずかという狭き門。
- 退会の年齢が決まっているため、20代半ばで「将棋しかやってこなかったのに進路を失う」リスクがある。学業や別の道との両立を早くから考えておく必要がある。
- 強くなるための明確なマニュアルはない。膨大な研究量に加え、勝負どころでのメンタルや体調管理まで問われる。
出典・一次情報リンク
主な出典:日本将棋連盟・Yahoo!ニュース
この記事の数値・条件は、以下の公式情報などをもとに作成しています。制度や募集要項は変わるため、応募前には必ず最新情報をご確認ください。