Ⅱ・五感の聖域
茅葺き職人(茅で屋根を葺く職人)
茅を束ね、屋根を葺く技。担い手は全国でごくわずか。文化財や古民家を未来へ残す、希少な仕事。
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- 応募・受験資格
- 特別な学歴・資格は不要。親方への弟子入りのほか、茅葺きを手がける会社やNPO・保存団体で学ぶ道がある。まずワークショップや現場のアルバイトから入る人も多い。
- 年齢の目安
- 15歳〜(弟子入り・就職)
- 学費
- 弟子入り・就職(雇用)なら学費はかからない。ワークショップは有料の場合がある。
- 手当・給与
- 見習い・若手の収入の公的な統計は乏しく、就職先や雇用形態で大きく変わる。安定するまでは低めと考えておくのが現実的。
- 募集・出願の時期
- 茅葺き会社・保存団体・親方の求人や弟子募集に応募。ワークショップ等の機会から入ることも(通年)
- 収入の目安
- 担い手が少なく文化財などで高単価の仕事もありうる一方、仕事量や雇用形態で収入は大きく変わる。安定した高収入が約束された道ではない。
- なる難しさ
- ★★★★★
※ 数値は記事末尾の「出典」で公式情報を確認のうえ記載しています(2026年時点)。募集要項は毎年変わるため、応募前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人に向いている
- 機械化されていない、手仕事そのものに魅力を感じる人
- 古い建物や日本の風景を、自分の手で未来へ残したい人
- 担い手の少ない世界に、覚悟を持って飛び込める人
なぜ「AIに奪われない」のか
茅葺きは、自然から刈った太さも長さもバラバラの茅を束ね、雨が流れ落ちるよう角度や厚みを調整しながら屋根に葺いていく。決まった規格品を貼るのとは違い、その土地の気候や屋根の形に合わせて手で仕上げる。
職人が全国でごくわずかしかいないこの技は、人から人へ受け継ぐしかない知恵の塊だ。AIやロボットが屋根に上がって代われるものではなく、だからこそ文化財や古民家を守るうえで欠かせない技術として残っている。
なり方・スケジュール
- 茅葺きを手がける会社・保存団体(NPO)や親方を探す。まずワークショップや現場のアルバイトで体験する人も多い。
- 弟子入り・就職して、茅の刈り取り・束ね方から、葺き方まで現場で覚えていく。
- 年単位の修行を重ね、一人前として現場を任されるようになる。
担い手の少なさは、裏を返せば**「希少な技術を持てる」**ということ。ただし入り口も仕事量も限られるので、まずは保存団体や会社に問い合わせ、現場を体験してみるのが現実的な一歩だ。
キレイごと抜きの「現実」
ここからが大事。大人がパンフレットに書かない、厳しさ・デメリット・落とし穴を正直に並べます。読んだ上で「それでもやる」と思えたら、本物だ。
- 全国の茅葺き職人は約200名ともいわれ、屋根に上がる職人の平均年齢は70歳を超えるなど高齢化・後継者不足が深刻。
- 弟子入りで技術を覚えるには年単位の修行がかかり、最初から安定して稼げるわけではない。
- 葺き替えは数十年に一度のため、仕事の量や場所が一定せず、収入が安定しにくい。
- 高所での重労働で、茅の確保(茅場の減少)という材料面の課題もある。
- 需要の多くは文化財・古民家・社寺などに限られ、入り口(弟子入り先や会社)を見つけること自体が難しいこともある。
出典・一次情報リンク
主な出典:スーパーケムラー・日本仕事百貨・神戸かやぶき古民家倶楽部
この記事の数値・条件は、以下の公式情報などをもとに作成しています。制度や募集要項は変わるため、応募前には必ず最新情報をご確認ください。